Yuji's Blog

情報系学生がのんびりと書く日々の雑記。

BlackBerry KEYoneを入手して1か月経ったお話

9月になり、夏休みが終わって絶望している人も、そもそも夏休みなんて存在しない人も、夏の終わりが近づいているのを少しずつ感じ始める頃ではないでしょうか。

さて、この夏、私は様々な大きなイベントに遭遇しました。これから話すこともそんな大イベントの一つです。

遡ること6月29日。日本国内正規代理店よりBlackBerry KEYoneが発売されました。私も発売1週間前からAmazonで予約していたのですが、一向に届く気配を見せず、もう届かないのではないかなどと思い始めた1か月後の7月22日、入荷したと思われるKEYoneがAmazonから発送され、自宅に届きました。その時の興奮は言い表せないくらいのものでした。どんな感じかは私のTwitterでも見ていただければわかっていただけるかと思います。

そんなわけでここ1か月ほど、忙しい私の生活を支えてくれたBlackBerry KEYoneとの生活を振り返り、レビューを書いていきたいと思います。

 

外観

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まず手に取って最初に気になるのは外観ですね。この辺は書くよりも、皆様にビックカメラなどに足を運んでもらって見ていただくのがいいかと思いますが、気になった点はいくつか私からも述べておきたいと思います。

これは各所で言われてることですが、まず気になるのは縦の長さですね。2:3の縦長ディスプレイを搭載しながら下にキーボードまで搭載しているため、縦に長い端末です。Androidを搭載する上で縦長の画面は変更出来なかったのでしょう。画面の上の、これまでの機種であれば「BlackBerry」とロゴが書かれていたスペースが非常に狭く、スピーカーとカメラ、通知ランプ、必要なセンサー類しかありません。
とは言え、縦の長さは最近の大きなスマートフォンに比べると突出して長いというわけでもないと思います。

サイドの物理ボタンは電源、音量ともう一つ、任意のショートカットなどを割り当てて利用することができる便利キーが搭載されています。私はマナーモードの切り替えを設定しました。

充電口はUSB Type-CでQuickCharge 3.0に対応。十分な性能と言っていいのではないかと思います。

つい先日(本記事が仕上げに入ったくらいの頃)、Black Editionの日本発売が発表されましたが、私が購入したのはシルバーの標準的な奴です。Black Editionは機能強化もされているらしいので気になりますね。個人的にはシルバーの方がデザインは好きです。

キーボード

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物理キーボードの使い心地はキーボード搭載BlackBerry端末の命と言っても良い部分ではないでしょうか。

結論から言うとハード的には非常に良好です。何等問題なく使えています。ただ、なんとも表現し難いですが、Classicと全く同じレスポンスかと言われると違う感じがします。Classicより押し込み感がしっかりしているというか。あと、キーが丸みを帯ているのでそこも少し変わった点になりますね。
私の端末はK、M、Nキー辺りが入力時にギシギシと軋むのですが、他に報告が少ないのでこれは個体差でしょう。海外のフォーラムへの書き込みなんかを見ると、Classicの頃から同様の問題を抱えているようで、潤滑剤をいれることで改善したという書き込みもありました。ので、私もとりあえずそうしてみますが、それで解決しない場合は、保証の対象になるか聞いてみようと思います。結構ギシギシきついので。・・・と書きましたが、この記事書いてる途中でAmazonから潤滑剤届いたのでやってみました。

これについてはまた別記事で詳しく書こうかと思います。

さて、入力においてハードが良好なのはBlackBerryのいつものお仕事。ソフト面では、特に日本語ではどうでしょうか。

実際に日本語入力を使って1か月、流石に慣れて変な誤入力は減りました。が、変換のアホさはどうやっても簡単に解決できる問題ではありません。あまりにアホで面白い変換は私がたまにTwitterに投稿してるのでその辺を見ていただければという感じです。
じゃあ他のIMEに変えれば良いかと言うと、そう簡単な話では無いのが現状です。と言うのも、一部の便利機能がBlackBerry公式のIMEでなければ動作しないのです。私も他のIMEは少ししか試していないのでよく覚えていませんが、例えばaltキーを押してaltモードを保持できない(要はaltキーを使うときに同時押しでなければいけない。これでは片手で入力することができません。)、alt+Enterで言語切り替えができない、などです。KEYoneのキーバインドを変更してこの辺を補ってくれるアプリも存在しますが、動作が完全ではなかったり、日英しか切り替えられないなどの欠点があるため、結局公式のIMEを利用しています。簡単に日英露が切り替えられて、キーボード表記通りに入力できるので、非常に便利に使えています。記号や確定の独特な挙動は…まぁ慣れました。

そんな物理キーボード部分には、キーボード表面をタッチして操作を行う「Touch-Enabledシステム」が搭載されています。Passport、Privに搭載されているのと同じようなものです(実際に性能/機能がこれまでの機種と全く同じかどうかは私がこれらの端末を持っていないのでわかりませんが、他にそういった報告も見かけないので、恐らくそうであろうと思われます)。それなりに大きな画面を搭載しているので普通に画面をスクロールすれば良いのですが、キーボードから手を離さないでスクロールをする事で指を動かす距離を減らし、時短と負担軽減には繋がってるとは思います。あと、文章編集中にキーボード部分を軽く2回タッチするとカーソル移動モードになって、キーボードの上をなぞることで自由にカーソル移動ができるのは神ですね。

また、今回BlackBerry端末初の指紋リーダーがスペースキーの位置に搭載されました。普段はスペースキーとして、必用に応じて指紋リーダーとして使えるという形です。実際に私の指を登録してみましたが、高速かつ正確な指紋認識に驚きました。多少でも汗をかいていると指紋が上手く認証されないというのが私の持ってるXperiaでは結構よくあるのですが、KEYoneでは多少の汗をかいていても、ロック画面や画面消灯中にスペースキーの位置に指を置くとすぐに認証が終わり、ロックが解除されて画面が点灯します。非常に使いやすい仕上がりになっていると思います。

ディスプレイ

PrivのAMOLEDディスプレイが羨ましくてたまらないLCDディスプレイ。解像度は1620x1080と、普通の16:9ディスプレイ でFHDな具合いです。十分綺麗ですね。変な色味やドット落ちといったトラブルもありませんでした。

個人的に謎が深いのが、ナビゲーションバー(ホームボタンとかのある黒い帯)がソフトキー実装ではなくハードで用意されていた点ですね。何故ソフトキー実装が主流になった今、ハードで実装したんでしょう。折角ハードで実装したなら、押し込みの感覚が欲しかったですね(ハードのナビバーなのに、操作は普通にタッチ)。

カメラ

Priv同様、割と主張が激しめの背面カメラです。実際に写真を撮って手持ちのXperia XZの写真と比べてみましたが、少しぼやっとしてるかな、くらいで、良好だと思います。ちょっとした記録や記念写真くらいならサクッとこれでいいんじゃないでしょうか。少なくともClassicよりかはよく撮れます。

KEYoneのカメラは割と機能が豊富で、そちらの方が個人的には注目です。色合いや雰囲気などを調整できるインスタみたいなフィルターが標準装備で使えるのは楽しいですね。簡単に雰囲気がある写真が撮れるのでインスタ映えは間違いなしです。(ただし撮るものによる。)
私がよく活用しているのが露出補正機能で、撮影画面で物理キーボードを左右になぞると、画面下部の露出補正ゲージが動いて露出補正が変更できます。ちょっと明るさを変えたいな、と思ったときにさっとキーボードをなぞって明るさが変わるので、とても使いやすいです。

ソフトウェア

実際はハードウェアはTCLのお仕事になったので、BlackBerryはモバイル部門においては、今やソフトウェア開発専門の会社です。ということで、昔から脈々と受け継がれるBlackBerryの素晴らしいソフトウェアを見ていきましょう。KEYoneには沢山の便利なBlackBerry独自アプリがプリインストールされていますが、中からいくつか選んで紹介させていただきます。

まずBlackBerry端末で1番よく利用されるのは間違いなくBlackBerry Hubです。これは全ての通知を1ヶ所に集め見やすく整理して表示してくれるということで、昔から絶大な人気を誇っていると言っていいでしょう。BlackBerry端末のOSがAndroidになろうとも、このソフトはAndroidアプリとして健在です。私は実を言うとAndroid搭載BlackBerry端末を購入する前から、普通のAndroid端末からこれを利用していました。BlackBerry端末からは勿論無料で利用できますが、月100円でBlackBerry以外の端末からも利用することができます。実際私が課金してまで使っていたことからわかっていただけると思いますが、これは非常に使いやすいアプリです。以前はメールを複数アカウント使う人なんかがメインで使っていたと思いますが、今はLINEやSlack、Twitterなどのアプリからの通知を拾い上げ、Hubの中で一括管理して表示してくれます。未読メール/通知が一目で分かり、色を設定することで一目でどのアカウントに届いたメール/通知かがわかるため、メールなどの処理速度が上がって大変便利です。この辺はカスタマイズ次第で様々な使い方が出来ます。

そんなHubに加えて強力なのが、生産性タブです。購入時デフォルトで画面の縁に白いタブがあり、それを引っ張ると各種情報が見れるというものです。
BlackBerry端末にプリインストールされているHub、カレンダー、タスク、連絡先と連携して、未読のメールに対する操作、よく使う連絡先へのメッセージ、未解決のタスク確認などがいつでも数タップでできます。使いこなせば非常に便利になる機能だと思います。

またBlackBerry端末は以前よりセキュリティーの高さでも定評があります。(独自カスタムを入れているとはいえ、)BlackBerry OSは米国大統領ですら利用できるほどセキュアなものでした。そんなセキュリティーの高さをAndroidでも実現しようということで、アプリに許可された権限をこまめにチェックしたり、セキュリティー関連の設定のアドバイスをしてくれるDTEKというアプリもインストールされています。AndroidBlackBerry OSに比べ非常にマルウェアなどに対して脆弱ですが、こういった機能のおかげで多少は安心して利用できるのではないでしょうか。多少は。ちなみに端末ROMの暗号化はAndroid側でデフォルトになっています。

他にもBlackBerry製アプリが多数プリインストールされており、通常月額有料のものもBlackBerry端末であれば無料で利用することができます。BlackBerryのソフトウェアは以前より仕事効率化において評価が高いですから、活用しない手はないと思っています。

総評

全体的にバランスが取れ、安定した機体だと思います。Privでは何かと打ちにくいとか重心がなんて問題も聞きましたが、KEYoneではそういった話も聞かず、確実に問題を解消してきたのではないかなと思います。無駄に沢山機能が入ってたり独自カスタムが派手だったりはしないので、あまり不安要素がありません。それなりに素のAndroidといった感じなので、Androidに慣れている人には大変使いやすい端末だと思います。BlackBerry OSから完全に今回移ってくる人は、最初のうちは少し使い慣れないかもしれませんが、まぁあとは慣れでしょう。そんな使いやすさに加えて物理キーボードが付いてるので、もう最高です。

ということでBlackBerry KEYoneは神。みんな買おう。

個人的にはSoCが貧弱なのが少し気になりますね…困ることはないと思いますが、もっさりしてるって言ってる人もいるのでなんとも。私は快適に利用できています。

余談: アクセサリー選択

ここからは端末と関係ない余談になりますが、ちょっとアクセサリーの話をしようかと思います。

海外端末に手を出したことのある人には分かっていただけるかと思いますが、日本で大々的に販売されないスマホというのはアクセサリーの乏しさに苦しむものです。私もBlackBerry Classicを購入したときは困りました。ポケットとかに入れる時のためにカバー付きのケースを探していたのですが、日本Amazonどころか海外でも良いものが見つからず、なんとか探し出したドイツのメーカーから個人で直接輸入したものです。
そんな訳ですが、今回のKEYoneは多くの期待を背負っているからか、海外でも日本でもアクセサリーが充実しているように思います。なので今から紹介する以外にもアクセサリーの選択肢は沢山あるので、是非色々見て検討して頂くのが良いかと思います。

まず最初に画面保護フィルムを選んタイプなのですが、KEYoneはディスプレイの端が若干カーブしているため、出来がいい物でないと端が浮きます。私は最初に中国からガラスタイプの画面保護を購入したのですが、派手に端が浮いて操作に支障があったため、直ぐに普通の光沢フィルムに変更しました。こればかりは難しいです。

次にケースですが、私は携帯電話にはいつも落下防止の為にばねが伸びるストラップをつけてます。ということでストラップを取り付けられる穴があって使いやすそうな透明のケースを探してたら、側面TPU背面ハードのいいやつが偶然見つかったのでそれにしました。側面のボタンも押しやすく、非常に快適です。私はクリアタイプを買いましたが、ブラックもいいなぁなんて。

今のところKEYoneで使ってるアクセサリー類はこんな感じです。今後も新しいのを見つけたら購入してレビューとかするかもしれません。

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アクセサリーを装着した私のKEYoneはこんな感じです。

さいごに

BlackBerry端末は近年売り上げを落とし、低迷を続けていたことは間違いありません。これは物理キーボードのついた独特なハードウェアと高機能でセキュアなBlackBerry OSが、良くも悪くも新しい端末たちが現れた時代の潮流に飲まれ置いて行かれたということではないかと思います。
しかしRIM社は、あるいはBlackBerry社は、それを眺めているだけでは決してありませんでした。Androidエミュレーターを搭載したBlackBerry OS 10のリリース、旧来モデルのスタイルを踏襲したClassicと全く新しいPassportの発売、初のAndroid搭載端末Privや物理キーボード非搭載端末の発売、そして念願のストレート型物理キーボード・Android搭載端末KEYoneの発売と、確かに生き残り戦略を続けてきたのです。そんな中で生まれたこの端末は、過去の遺産と新しさの良いところが同居した素晴らしい端末だと思います。是非今後もこういった端末が市場に現れて欲しい、そう強く願っています。

 

ところで以前も紹介させていただきましたが、私の同志たるネコモフ氏によるPrivレビュー記事もアツい・・・熱盛ぃ!ということでみんな見てね。

nekomovyuyusuky.hatenadiary.jp

こんな感じで、以上、KEYoneレビューでした。なんか長くなってすみませんね。今記事の総文字数見たら7,000字くらいあるよ。うん。