加算減衰

思いついたら書きます

何に悩んでいるのかわからない

日々、それなりに安定した生活を送れているのに、漠然とした不安が取れません。ふとした瞬間に急激な不安に襲われては息が上がったりするのですが、全く思い当たる悩みもなく、ただ何故かわからない不安に怯えている日々を送っています。

悩みがあるといえばあるのかもしれません。将来のこと、自分の能力のこと、人間関係のこと…… ただどれも、大きな問題ではなく、どちらかといえばあまり寝られないとか食べられないことの方が個人的には苦しいです(ここ数日はだいぶよくなってきました)。

周りの人達はとても優しく、とても有能で、私のような人間がそこにいることに抵抗があります。私はこのままでいいのでしょうか?変わらなくてはならないと思いながらも、結局何もできずに今日も1日を終えて、後悔にまみれ、何故だかわからない息苦しさとドキドキを鎮めようとするのが精一杯です。

10代の終わりというモラトリアムの区切りに際して

この記事、書きかけの状態で2回データ失ってて泣いてる。みんなはちゃんと保存してから他の作業をしようね……

 

さて、突然ですが私はそろそろ20代になります。今回この記事を書いているのは、「退職エントリとか言うくらいだし、成人エントリでも書くか」という思いつきによるものです。一般的には退職より成人の方がエントロピー大きいですしね。

記事タイトルにもあるように、ここでの大きなテーマは「モラトリアム」です。本来であれば実際に読んだ本から学んだことも交えて「モラトリアム」について何か気付いたことが書ければいいかなと思っていたのですが、どうも読み始めた本が読み終わりそうにないので、その話は後々の為にとっておきたいと思います。ここでは、「20代になる前の自分の書き残し」として、この一区切りに際して、ここ最近の動向や今の個人的な思いを書き残しておきたいと思います。

 

恐怖をもって迎える誕生日

一般的に、割と若いうちは年齢が上がることがめでたいこととして祝われる側面が強い印象があります。勿論大人になっても、1年と言う月日を無事に過ごすができた、という意味で誕生日を祝うこととは思いますが、若い人のそれに比べて遥かにもの寂しい印象があります。

自分の場合はというと、幼い頃から捻くれ者だったので、誕生日を祝われれば陰気な顔をするようなやつでした。ただ、10代に入ってからは単に捻くれ者というよりかは違った意味で、誕生日というものを恐れていた気がします。そして20歳になるというのはその境目であるような気がするのです。

変化に対する恐怖

今思うと、私は昔から身の周りが変化することに敏感でした。学校に通っていた頃には、たとえ現状がどんなに都合の悪い席配置だったとしても、席替えの時には環境の変化が不安で苦しんでいました。学年が変わったり先生が変わることにも非常に敏感だったと思います。それを表面に出すことはあまりしませんでしたが。

恐らく年齢のようなものに対してもこれと同じ感情を抱いていたと思います。年齢が一つ上がっても、大抵の場合はなんともない、ただ紙に書く数字が1増えるだけです。ですが、年齢が上がるということに「これまでの自分から変化する(ことが求められている)」という恐怖感を感じ続けていたと思います。

16歳が17歳になることに負担を感じていた人間が、17歳から18歳になった時のことと言ったら……結局18歳になっても、選挙権が得られたとか各種契約が多少しやすくなった程度のもので、日常生活に特に変化はなかったのですが、それでもあの頃の自分は非常に緊張していたと思います。まぁ当時はちょうど国立大学後期試験の直前だったので、それどころでもなかったですが……

20歳への恐怖

恐らく人間が年齢を重ねていくうちで、もっとも変化が大きいのは19歳から20歳になるときではないかと思います。その原因は日本国における法律や各企業との契約によるものが大きいですが、いずれにせよ、大きな転換を求められるのは確かです。

自分にはそれほど20歳になるということが魅力的なものに思えません。お酒は酔っ払った自分を想像すると少々怖いですし、タバコも高いお金を払ってやろうという気にはなりません。特にいいことは思いつきませんが、その場合でも権利は義務と共に現れます。例えば「国民年金加入のご案内」とかですね。まぁとにかく、今の自分にとって、20歳になることで得られるものが、マイナスのものばかり意識されてしまうのです。

20歳を目前にして

ついこの間までは、「私の10代はあと1ヶ月しかないのか……」と絶望してみたり、既に20を迎えた同期に対して「まぁ俺は若いからな」などと謎のマウントを取ってみたりしていましたが、もう今となってはただ「あぁ、時間が過ぎるのは思っていたより速かったなぁ」と言う感想しか残っていません。20歳と言うものがもっと遠くにあるような感覚があったのですが、気がつけば目前になっていました。

今後の人生も、いずれもっと大きな転換点に差し掛かった時であろうと、気が付いたら過ぎ去っているような感じで流れていくのだろうかと思うと、少しもの寂しい気分になります。初めての体験が減ってきて、なんだか徐々に人生が平坦なものになっていくような感覚でしょうか。まぁ別に20歳になることはそんなに大きな変化ではありませんし、どちらかと言うと大学卒業の方が激しい変化を伴うものと思われるので、今過ぎ去ろうとしていることよりも未来のことを考えていた方がいいかもしれません。

 

アイデンティティの話

少し話題を変えます。ここからは所謂アイデンティティの話についてです。

最近、急に自分の周りの人がTwitterで「自分がわからない」という趣旨の発言をしているのを多く目にするようになった気がします。勿論これまで私がそう言った手の発言に興味がなかったから気付かなかったとか、私がそう言った発言を幾度となく繰り返しているために周りの人がそれに巻き込まれてしまった結果である可能性は否定できませんが、ただ、この問題が今の私たちにとって深刻なものであることに間違いがなさそうであることは、自分や他の人たちの必死さから伝わってきます。

アイデンティティの危機

私は「自分らしさ」というものについてここ数ヶ月考え続けていました。一体何が「自分らしさ」なのか、一体何を獲得したら「自分らしく」なれるのか、といったような問いです。

自分がこの問題を抱えていることを認識し、明らかに自覚して向き合うようになったのは昨年12月末頃のことだったと記憶していますが、その前段階として10月から11月の間に、この問題に向き合うための材料集めが既にされていた印象があります。実はその頃の私の記事は今とちょっと語調が違います。これは伝えたいことによるものでもありましたが、実際のところは自分の中で違ったモノの捉え方・語り方への試行錯誤があったんだろうなと、今では振り返ります。

私個人の問題とがっこうぐらし!

私ががっこうぐらし!という作品に入れ込んでいることは広く知られた事実になってしまいました。折角なのでお付き合いいただくと、この辺の問題提起も作品中にあります*1。私ががっこうぐらし!オタクを拗らせたのはだいぶ前からの話になりますが、2017年末に様々転機になり得る出来事があったこと、2018年に入って自分に余裕が増えたこと*2がっこうぐらし!フォワードでの連載が再開され単行本10巻が発売されたことなどが重なり、これらの問題と真面目に向かい合う機会をがっこうぐらし!と共にできたのはちょっと面白いなと思っています。

がっこうぐらし!を未読の方は是非この機会に読んでいただきたいのですが、あの作品は思春期の少女たちの成長をしっかり描いてくれています。彼女たちはサバイバルという極限状態の枠組みの中で、私たちの日常にあるものとも共通するような問題を投げかけてくれます。そして、学園生活部の面々は自分なりの答えを出して、言葉にして私たちに教えてくれるのです。がっこうぐらし!のこういった側面は、きっと特別悩みのない方々にも、共感や気付きをもたらしてくれるのではないかと思っています。

今になってみると、ずっと前から私は、何かに躓いた時にがっこうぐらし!を本棚から引っ張り出してきては、彼女たちの示してくれたものに力をもらっていたように感じています。

つらかった話

そんなわけで、自分を見つめ直す機会を得た私は、年末年始の頃には非公開ブログで永遠と自分のことを考えて気付いたことを書いたりしていました。最後に更新したのは1月末ですが、毎週数千字の文章を、それも自分の内面について書くことなどなかったので、本当に数多くの気付きがありました。

私も皆さんも色々な問題があるかとは思いますが、最終的に私が常に行き着いた先は「自信」にまつわる問題でした。

何をやっても自信が得られない、みたいな問題を抱える人は少なくないと思います。恐らく今の私もそういった類の問題を抱え続けていますが、この苦しさとうまくやっていく心持ちみたいなのも何となく身についてきました。ただの慣れのようなものですし、まだ波のようにこの苦しみがやってくるので根本的な解決にはなっていませんが、うまく付き合っていくことができればそれでいいような気がしています。重要なのは、苦しみを力に変えてやっていく事、であることに間違いはなさそうなので。

今考えると、この苦しみが一番私から安定した生活を奪っていたように思います。今考えると3日寝ず食わずでも本を読むことしかできなかった頃の自分は異常でした*3。今ではだいぶ落ち着いて、少なくとも3日に一回は大体長い時間寝られています*4。睡眠規則は一向に整いませんが、まぁこれも大学が始まる頃には治るでしょう*5。いずれにせよ、実感としては、完璧とは言わないまでも、私がアイデンティティに対して抱えていた問題はだいぶ安定してきたのではないかと思います。こうして思春期が終わっていくんですね……*6

 

20代になっても魔法が使えるか

これは別に何かの比喩とかではなく、本当に私が今後とも「魔法少女」であり続けられるかと言う話です。

私が初めて魔法少女について言及したのは、確か2017年末のことでした。最初は「魔法少女になりたい」という趣旨の発言を繰り返していましたが、徐々に私自身が魔法少女になっていったのを覚えています。主に2018年末のことでした

これは個人的な感覚で、他の方から同意が得られるかはわからないのですが、大抵10代と言う時期は誰しもが魔法が使えたりするような気がします。いや、そんなことはないか……

最初の話に被る部分もありますが、自分にとって20代になることによって何かが失われる恐怖感みたいなものが、特にこの「魔法」に強く現れていました。10代に出来ていた何かを失ってしまう恐怖感と、このまま10代と同じことを続けていていいのかという困惑が、「20代になると魔法を失う」というルールを勝手に私の中に形成していたような気がしています。

最終的に私が得た結論としては、「別に急に魔法を失うわけでもないでしょ」ということです。魔法がなくても生きていけるようになるまで少しずつ魔法に頼って、そしていずれ魔法を完全に失う時には、魔法がなくとも生きていけるようになっている、と言うのが理想です。でも、仮にそのときを迎えても、魔法少女を名乗っていてもいい気がします。私もあなたも、望むならば永遠に魔法少女なので……*7

 

何を言いたいんだこいつ

ここまでお読みいただきありがとうございました。まぁ統一したテーマもなく、大変読みにくかったかと思われますが、ここにある悩みや苦しみが少しでも皆さんと共有できていればとても嬉しく思います。雑に書いている為、至らない点も多々あるかと思います。本記事へのご指摘やご意見もご遠慮なくお願いします。

私にしろ同年代の皆さんにしろ、「モラトリアム」はこれからも続くでしょうし、まだ様々な悩みを抱えることと思います。そういうときはお互い様なので、食事にでも行って語り合いましょう。今度皆さんの前に現れる私はなんとお酒が飲めます*8

*1:わかりやすいところでは10巻の最後の方とか

*2:皮肉にも、胃腸炎で入院したことで一時的に余裕が増え、そのしわ寄せが後に私を苦しめることになりましたが

*3:とは言いますが、実際のところ恐らく脳が停止している時間はあったはずです。脳が停止していて自覚できないので。ただ、スマホの睡眠記録にはぽっかり穴が開いていましたが……

*4:スマホの記録を見たらつい先日4日寝てない日がありましたが、きっと気のせいでしょう

*5:大学があるときに睡眠規則が崩壊して徹夜・仮眠が常態化していた頃のことを思い出しましたが……

*6:本当か?

*7:ここでの重要なテーマは、果たして私たちが一体どうありたいかということだと思っています。私たちが魔法少女としてすべきことは何か、魔法少女という概念を私たちが如何に都合よく使っていくか、という問題である気がしています

*8:年齢的に、と言うお話です。実際に飲むかどうかは別問題です

2019年はね、魔法少女になるの。

2018年、特にここ数ヶ月を振り返って。*1

これから書く内容は個人的に色々と複雑な思いがあるので、色々ぼかして書いていきたい。また、書いていて思っていた以上に内容が雑になってしまったが、これ以上自分にはどうにも出来ないので、中学生のお悩み相談を眺めているくらいの寛大なお気持ちで読んでいただきたい*2

 

今年も年末の機会を利用して、今年1年のことをまとめて文章に落としておきたいと思う*3

この記事を書く前に読んでおく必要があるだろうと思って、このブログの一番最初の投稿を読んだ。大学に入って1年半ちょい、いくらか忘れていたことを思い出すことができた。今ならこの記事を書いた自分の本当の気持ちが少しわかる気がする。でもこのときのほうが、最近の自分よりかはちゃんと自分の苦しさを言語化できているなとは思う。

今年は自分が自分自身や周りとちゃんと向き合って来なかったことを実感させられた1年だった。

様々な失敗を通して感じたこととして、思っていた以上に自分はちゃんと自分のことを考えられていなくて、目の前にあるものをどうにかすることで必死になっていたということがあるんじゃないかと思う。このことに気付けたのは大体11月頃からで*4、その頃にもう少し自分の人間性とか生き方に気を遣おうという意思が明確に芽生え始めたからだと思う。その原因はわからないけど、流石に今のままじゃだめだと心の何処かで思っていたということだろう。

その頃、魔法少女丈槍由紀の話をすることが多くなった。これは単純に自分が生き方を変えたいと願う中で、目指したかったものだったんじゃないかと思う。それに気付いたのが最近でも、あるいはまだ気付いていなくても、確かに私はそれぞれに何かしら意味を見出していたんだろう。「魔法少女」はまだまだ抽象的で、去年末に「魔法少女になりたい」と言葉にしてから1年、いくらか具体的な姿は見えてきただろうか?実際のところ、まだまだわからないことだらけだ……

 

先日Twitterでの友人とオフで会って色々話をした時に「日記をつけるといいよ」と言われた。年末年始の時間がある時くらいしか何かを始めることなんてできないので、この機会に日記をつけてみることにした。お陰でわかったことがたくさんある。

日記としてはその日のこととかを書く訳ではなくて、ただひたすら考えをまとめるためのノートになってしまった。中学生くらいの時にB6のノートに日々自分の考えを書き溜めておいたのを思い出した。前にやっていたのと同じ感じ。懐かしいような気持ちになると同時に、お前は中学生の頃から何も変われていないのか……という点で恐怖を感じることになった。あの時と同じようなテーマ、同じような文章、同じような悩み……

数日前の自分の日記を読み返すと面白い。永遠に突っ込んでいられる。だいたいいつも「思春期じゃん」の一言で終わる*5が、これまで考えてこなかったことが沢山見つけられて、ここから逃げられないという確信と、これらに向き合う苦しみを日々感じている。

 

今思えば、去年末か今年の頭くらいから、自分が何も考えないで生きてきたということを実感する機会が多かったように思う。自分が考えていなかったこと、勉強が足りていなかったことで他人に迷惑をかけているという自覚がようやくこの頃にできるようになってきた。どうにかして変わらなくてはいけないという思いは今年一年間常に何処か傍にあって、それが様々な形で私の前に現れては、私が追いつく前に消えていくみたいな感じだった。いや、ようやく自分の前に現れていることに気付くことが出来たというのが正しそう。このことに気付く為にこれだけ長い時間をかけてしまったのか……

 

2019年は明確にこれらと向き合っていかないといけない。2018年にどん詰まりになってしまった最悪の状態から、どうやってうまく抜け出せるのか、今は全くわからない。できれば大学生活が後半に入る前には片付けておきたいところだが……

*1:タイトル変更しました。こちらが元タイトルになります。

*2:というか読まなくていいです

*3:この文は実は2019年に書いています。間に合わなかったんですね……

*4:今になって思えば、もっとずっと前から、先輩や同期、後輩、あるいはTwitter上の関係の人から、この辺を指摘するヒントを貰っていた気がします。気付くのが遅すぎますね……

*5:遂にIMEのサジェストまでただひたすら「思春期」で片付けようとしているが、明らかにこれは最悪で、今自分がやるべきことから目をそらす原因になっている気がしています。

がっこうぐらし!初心者に贈るプレゼンテーション

大学サークルでのアドベントカレンダーの記事で、サークルで書いたプログラムの話をここ数日書いていたが、本日最終日に私が書くのは全く技術的なことから離れて、完全に趣味の、「がっこうぐらし!」の話になる。

がっこうぐらし!自体がアニメとして有名になったのはもう3年も前のことで、今更、と思われる方も多いかもしれない。人によってはもう過ぎ去ったものとして「懐かしい」と思われる方もいるかもしれない。そんな方の為に今の原作の状況をお伝えすると、物語中では大学入学、就職を経て、2019年01月12日に第11巻が発売される、というところである。アニメ放送当初から単行本6巻分ほどが新たに加わっている。

私が人前でがっこうぐらし!の話をするようになったのは、原作第10巻の発売を翌日に控えた今年06月11日に、サークル定例会開始直前に思いついて、定例会で「がっこうぐらし!おすすめLT」というLTをしたからだ。これまでの人生でオタクの存在を温かく受け入れてくれる環境下にあったことが少なく、オタクっぽい話を多くの人数に対してすることを避けがちだった自分が、色んなオタクと話をするようになった大きなきっかけになったと思う。

あれから、がっこうぐらし!を初めて読むという人にどのようにして原作を勧めるかについては考え続けてきた。サークルでは、結局サークルの部室に全10巻を置いておくことで各位に読んで頂くという形でそこそこ布教できたが、当時のLTが完璧だったとは考えられていない。LTを振り返りつつ、がっこうぐらし!を初めて読むという方に是非期待して読んでもらいたいポイントをここで振り返り、まとめてみようかと思う。

念の為注意をすると、本記事は多少のネタバレを含むこととなる。ただ、物語として事前に伏せておくべきであろう部分については配慮して書いているつもりなので、がっこうぐらし!について全く何も知らない状態で、どういう作品か全く知らずに読み始めたいという方でなければ問題ないであろうと思う。

 

がっこうぐらし!の世界

がっこうぐらし!について語るには、まずその世界について知っておく必要があるだろうと思う。アニメ1話放送の段階ではこの世界観について視聴者に意図的に一部伏せられた状態で放送され、その衝撃的な世界観で一躍有名な作品となったことは多くの人が知ることではないかと思う。

ご存知の通り、がっこうぐらし!は「荒廃した世界を生きる少女たちの物語」である。「荒廃した世界」には様々な種類のものがあると思う*1が、がっこうぐらし!の少女達が生きるのは「かれら」と呼ばれる”蠢く死者”によって、多くの人々が死んだ世界だった。がっこうぐらし!では、崩壊した世界を生きる少女達の生存をかけた日常が描かれている。

所謂きらら系で異色に思われるかもしれない本作であるが、がっこうぐらし!は決して単純な「ゾンビもの」でも「日常系」でもない*2ように思われる。本作で描かれているものは、サバイバルと日常の繰り返しの中で少女達の前に立ちはだかる困難と、それを乗り越えて成長する彼女達の、弱いながらも強く生きる姿であった。

がっこうぐらし!が私達に見せるもの

がっこうぐらし!に登場する主人公たる少女達は、過酷な現実を受け入れ彼女達の日常を過ごす為に、共に生き残った唯一の教員と「学園生活部」を立ち上げ、部活動としての合宿生活を始めることとなる。これが本作における「日常」の中心となる。

学園生活部と「平和な学校」に生きる丈槍由紀の中では、世界は全く変わりなく日常が繰り返される。彼女の行動は現実から乖離しており、そんな彼女を巡って学園生活部の面々が疲弊しつつも、そんな丈槍由紀の行動に助けられながら生きていく姿が描かれる。丈槍由紀の存在はこの物語の最も重要なポイントの1つで、学園生活部が何故彼女を必要としたのか、そして彼女が学園生活部と共に成長していく姿を、是非ご覧頂きたい。

 学園生活部の「生き方」

崩壊した世界を生きる少女達は必然的に「どう生きるか」というテーマと向き合うことになる。何故生き抜くのか、生き抜いた先に何をするのか。多感な少女達の生き方への問いは、私にとっても大切な問いかけであった。

 

がっこうぐらし!は特にネタバレが怖いので、少しふわふわした文章になってしまったが、ここまでが私が伝えたかったがっこうぐらし!の魅力となる。詳しくは是非本編を読んで頂きたい。また、それについて感想も頂ければ大変ありがたい。

がっこうぐらし!の見せる世界が皆様の心を動かせれば、本記事がそのきっかけとなれれば幸いである。

 

 

ここから先は大学サークルのアドベントカレンダーについてのコメントとなるので、がっこうぐらし!とは無関係の話になる。不要であれば読み飛ばして頂きたい。

今回のアドベントカレンダー企画は、私は企画担当者から直接のお誘いで参加させて頂く形となった。その上でサークル内告知などの一部をお手伝いさせて頂いて、最終的に21人の寄稿者が集まり25日分のカレンダーが埋まることとなった。

一部告知をさせて頂いた側として、時間がないであろう中参加してくれたサークルの寄稿者各位にこの場を借りてお礼申し上げたい。また、企画者さんには企画発表、カレンダーやSlackチャンネルの作成、参加者への説明ドキュメントの用意と様々な準備をしていただいた。サークルメンバーが参加しやすい環境を作ってくれたこと、また私に直接勧誘をしてくれたことについて彼にも感謝している。また、寄稿者以外にも多くの人が今回の企画について言及してくれたことにも、併せてお礼を申し上げたい。

本年のサークル活動はこれで最後となる。最終発表は2月の頭、サークルメンバー各位、来年以降の活動もよろしくお願いしたい。

*1:例: 少女終末旅行など

*2:これは単純に私ががっこうぐらし!を特定のジャンルとして分類してまとめて表現されたくないだけだが

Google FormでGoogle Apps Script活用

大学サークルアドベントカレンダー20日目,今回はサークルの入部届けを電子化するにあたって行ったGoogle Apps Scriptでの自動化についての話をしたいと思います.

今回はGoogle Apps Scriptを使ってGoogle Formのデータを自動で処理していくので,スプレッドシートのみの話になります.

 

弊サークルでは今年の新入部生から,入部届の提出をGoogle Formを使って完全に電子化することにしました.具体的な入部手続きとしては,入部届をGoogle Formで提出→部費支払い→入部完了ということになります.
従来は名簿作成の時に紙の入部届を見て全て手動で名簿入力をしており,手間がかかっていました.電子化によって名簿管理の負担軽減を減らすことが今回の入部届電子化の主な目的です.
入部届のデータを自動処理しなくても,入力者に全てのデータを入力してもらえば事足りるかもしれません.ですが,学籍番号や学科の入力はユーザ任せにすると入力書式を統一できません.これが問題になることはそんなにないとは思いますが,できるだけ書式は統一させた方がいいでしょうし,入力箇所を減らすことは入力者の負担を減らすことにも繋がります.弊学はG Suiteを利用しており,学生全員に学籍番号をユーザ名としたメールアドレスが割り振られています.Google Formには回答者のメールアドレスを自動で記録をする機能と,G Suite向けに同じドメインのユーザにしか回答できないFormを作成する機能があります.これらを利用し,弊学のG Suiteアカウントを持っている人のみが回答でき,Formの回答が送信されたタイミングで,自動でFormの回答結果に自動で含まれるメールアドレスから必要なデータを自動で入力処理するGoogle Apps Scriptを作成します.

 

スクリプトを自動で実行するGoogle Formの作成

Google Formの送信時に自動で処理をさせると常に自動入力が反映された状態になり,便利でしょう.

まずGoogle Formを作成します.ここで重要なのが必ず設定から「メールアドレスを収集する」にチェックを入れることです.これで自動でログイン中のメールアドレスが記録されるようになります.また,「信頼できるドメインのユーザに限定する」「回答を1回に制限する」にもチェックをつけておきましょう.

作成したGoogle Formの回答結果のスプレッドシートを開き,上のメニューバーの「ツール」から「スクリプトエディタ」を開きます.新しくファイルが作成されると思うので,そこに作りたい関数を書いていきます.今回はupdateStudentId関数を作成しました.

スクリプトエディタのメニューバーにある「編集」から「現在のプロジェクトのトリガー」を選択して,トリガーによって自動で作成した関数が実行されるようにします.「トリガーを追加」ボタンを押して,実行する関数を選択し,「イベントのソース」を「スプレッドシートから」,「イベントの種類」を「フォーム送信時」にして保存します.これでフォーム送信時に自動でこの関数が実行されます.

 

Google Apps Scriptでスプレッドシート編集

下準備が終わったので,自動でスプレッドシートを編集するスクリプトを実際に書いていきます.Google Apps ScriptはJavaScriptベースなので,割と戸惑うことなく書けるのではないかと思います.

ここからは実際に作成したソースコードの行数を参照しながら説明していくので,ここから先は本ページ一番下に貼り付けたGistのスクリプトを参照しながら読み進めるとわかりやすいと思います.

スプレッドシートAPIを利用する

SpreadsheetAppクラスを利用することで,簡単にスプレッドシートにアクセスできます.今回のスクリプトでは,2,4,5行目でスプレッドシートのデータが入ってる範囲のデータを配列で取得します.5行目でスプレッドシートの2次元配列データはvals変数に格納され,vals[(行)][(列)]で値にアクセスできるようになります.59行目ではスプレッドシートに変更後の配列の値を書き込みます.

配列操作と情報抽出

ここからは配列のデータを操作して,自動でデータを格納します.11-16行目では,カラムの一番上の要素を読み込み,何のデータがどの列に格納されているかを記録しています.ユーザが一番上に「学籍番号」「学部」「学科」とだけ書かれた列を追加することで,スクリプトが自動でその列を処理します.

18-58行目はfor文で各行の処理になります.19行目でメールアドレスから学籍番号を取得して変数に格納し,20-57行目で学籍番号から得られた情報を各列ごとに格納しています.

switch文を利用しなかったのは……多分変則的な処理に対応するためだと思います.必要に応じて書き換えてください.

 

最終的に出来上がったもの

こちらが最終的に出来上がったスクリプトとなります.

 

最後に

ごく簡単な説明ではありましたが,これでGoogle Apps Scriptを使って簡単な処理ができるようになりました.Google Apps Scriptは活用の幅が広いので,色々調べてみるといいでしょう.今回は後輩への引き継ぎも兼ねて,ソースコードを掲載して簡単に動作を追ってみました.後輩各位,また他にもGoogle Formを利用して情報整理をされる方は,この機会に是非Google Apps Scriptの活用をご検討ください.

クリスマスまであと僅か,アドベントカレンダーも2018年もいよいよ終盤です.私も何人かとは「良いお年を」という挨拶を済ませました.本年もあと少し,最後まで*1よろしくお願いします.

*1:私はまだ今年中に数本記事を投稿する予定です